根本です。


今回もブログ読者様からレビュー依頼のあった案件について、徹底検証していきたいと思います。


で、今回検証していく案件というのは、鈴木孝広という人物が発信している


「ハイブリッドATMシステム」


というオファーです。


このオファーは、仮想通貨を題材としてオファーなのですが、最近はバカの二つ覚えのように無料オファーは仮想通貨一色となっています。


確かに、世間では仮想通貨ブームと呼ばれるほど、ビットコインなどの仮想通貨が流行っていることは間違いありません。


その世間の流れに従ってか、今後益々、仮想通貨を題材にした案件が増えていくことは間違いないと思います。


ただ、現状の無料オファー系の仮想通貨を題材にしたオファーは、本当に粗悪なものが多く、トラブルが多いのが実態です。


恐らく、今回の「ハイブリッドATMシステム」もそういった”粗悪な”案件に入ると思いますので、注意が必要となってきます。


それでは、実際にオファーの中身に迫っていきましょう。



鈴木孝広 ハイブリッドATMシステム








特商法の記載




運営 鈴木 孝広

お問い合わせ mail@crypto-pj.net




鈴木孝広 ハイブリッドATMシステムのレビュー





これからレビューしていきます、鈴木孝広氏が手がけるハイブリッドATMシステムは、典型的な情報弱者をターゲットにしたオファーです。


「時流に乗り、短期間で一生涯分の年収を稼ぐ、資産を倍増させる合法インサイダー&毎日、毎週、毎月、暗号通貨の波を利用して+αの富を生み出すATMシステムを初公開!!」


という誇大広告を使い、ネットビジネスについての知識がない人を扇動していくものとなっています。


また、この「ハイブリッドATMシステム」というオファーですが、特商法において会社名、住所、電話番号の表記がありません。


これは、ビジネスを実践していく上では非常にモラルに反することであり、「何か隠したいものがあるのでは」と疑われても仕方がないものだと思います。


何より、ここ最近の仮想通貨系のオファーで炎上しているものほど、


「特商法の表記に不備がある」


というケースが非常に多くなっていますので、そのオファー自体の質を見極める上でも特商法の記載というのは一つの指標となってくるんですね。


ちなみに、今回のオファーは仮想通貨における


「ICO」


によって稼いでいきましょうというものとなっています。


ICOとは、あくまでも一企業が行う仮想通貨を使った、資金調達方法であり、一人の個人がやるべき手法ではありません。


具体的には、自社で仮想通貨を発行してユーザーや投資家にその仮想通貨を購入してもらうという手法となっています。


確かに世界的な企業の資金調達方法の一つとして、このICOという者は注目されつつあるのは間違いありません。


ただ、それはあくまでも企業単位の資金調達方法であり、しかも企業単位と言っても上場できる程度の有能な企業でしかICOを実践して資金調達することは難しいという実態があるのです。



まして、そのICOを個人ベースでやるなんてことは


「非現実的と言っても過言ではない」


のです。


ただ、ICOの怖いところはこの”信頼のある企業だからできること”という点を退けて、説明すれば理論上は成立するという点にあります。


要は、ICOについて、仮想通貨についてそれほど詳しくない人が聞くと


「稼げそうな気がする」


んです。


現に、最近の仮想通貨系の無料オファーはこのICOを題材にしたものが増えてきていますからね。


ただ、僕が知る限りICOを題材にした無料オファーは悪質なものが多く、


・出資金を集めたと思ったら音信不通になる


・入塾費を振り込んだら音信普通になる



などの詐欺とも言えるものもあるようです。


だからこそ、ICOを取り扱った仮想通貨オファーには注意が必要だということなんですね。


それゆえに、今回ここで取り上げています、鈴木孝広氏のハイブリッドATMシステムというオファーもその危険性が高いということは言うまでもありません。


ですので、間違っても送られてくる動画などに乗せられて、バックエンドの高額塾などに参加しないようにして下さい。


ちなみに、このハイブリッドATMシステムでは、ICOのインサイダー情報を入手して稼いでいくようなのですが、そんなインサイダー情報をここまで広げてしまっては、普通は捕まってしまいます。


インサイダーというのは、知られてしまってはまずいからインサイダーなのであり、ここまで大々的に「インサイダー情報で稼ぎます」と公言してしまえば、それはインサイダーでもなんでもないわけです。


また、そのインサイダー情報はどこから仕入れているのかも疑問ですね。


ICOというのは、新しい仮想通貨を独自作成し、それをユーザーに購入してもらう方法であるとお伝えしました。


またすでに存在する仮想通貨を大量に購入し、価値をあげた段階で売るという手法もあります。


ただ、実際仮想通貨というのは、ビットコインやイーサムリア以外のものでも世界には2000種類以上あると言われています。


そして何より、その9割が将来性が全くない詐欺目的に作られた仮想通貨である場合が多いという事実があるんです。


それゆえ、ICOで稼いでいくというのは非常に大きなリスクがあり、どう考えても現実的な稼ぎ方ではないと、あらかじめ断言しておきたいと思います。


また、以下のような報酬画面




はこの手の動画では常々登場してくるものですが、はっきり言ってその信憑性はゼロです。


というか、この業界ではこの手の画像はレンタルされているぐらいですので、評価基準には絶対にするべきではありません。


それこそ、内幕をバラしてしまうと、ネットビジネスの高額塾につながる無料オファーのプロモーションの多くは、その証拠画像などを捏造しているケースが大半なんですね。


実際に、オファーしている内容で稼いだわけではないのに、全く関係ない銀行口座を持ってきて「私はこの方法で月収〇〇万円稼いでいます!」とプロモーションしているケースがほとんど。


中には、その報酬画面などを加工している場合もあったりするんです。


ですので、動画の方で出てくる報酬画像のようなものは一切信用しない方がいいというのが僕の考えとなっています。




鈴木孝広という人物の驚愕の実態とは





では、次にハイブリットATMシステムの発信者である、鈴木孝広氏とは一体どういう人物なのかについて検証していきたいと思います。


まず、彼について調べてみるとこれと言った実績や過去の経歴のようなものは、見当たりませんでした。


また、オファーページ上では、


「ビジネス歴10年以上。私立つくば秀英高校卒業後、東京柔整専門学校で3年間学び、21歳で柔道整復師の国家資格を取得。18歳から様々なビジネスを経験し、月収30万〜60万を行き来するくらいが自身の限界であることに悩み、23歳のタイミングをみて、固定給35万でマッサージ店の店長をするも週6出勤、16時間勤務で最大月収89万が限界であったため、独立し月収150万を1ヶ月目で達成。その後店舗を5店舗まで拡大し、またもや経営に苦しみ縮小、その後20歳から様々なビジネスに手を出してきた中で投資があたり、投資家となる。27歳で21億の運用のうち、悪徳業者に騙され18億円を損したものの、数個の暗号通貨が当たり助けられ、復活し現在に至る。」


という経歴がありますが、はっきり言ってこの経歴もかなり怪しいと思って下さい。


まぁ、せいぜい最初の方の学歴程度は本物ぐらいだと思いますが。


というか、無料オファー系の発信者の経歴は大抵このようなものが多いし、全て似通っています。


あくまでも演出上の嘘であるケースが大半だということです。


実際、こういったオファーの表に出て、顔を出している人は大抵アルバイトであるケースが大半。


現に、ネット求人サイトで有名なランサーズなどでは、以下のような募集が常に行われていますので。。。


依頼概要


ビジネス対談をメイン演者を募集しています。


場所:福岡or東京で撮影予定
時間:短くて2日、長くて1週間程度
内容:プロモーションのメインの演者をお願いしたいと思います。
年齢:30代〜55歳くらいの方


条件:トークが上手い方、慣れている方、あったら良いスキル、セールスもできる方


提供するコンテンツの撮影にも出演して頂ける方、撮影内容やスケジュールも柔軟に対応して頂ける方を募集します。


報酬は20万〜30万程度で予定しておりますが、内容によってインセンティブも可能です。


よろしくお願いします。




証拠 URL:https://www.lancers.jp/work/detail/1714022






つまり、ハイブリッドATMシステムの販売者である「鈴木孝広」氏も、20万程度のお金で雇われているアルバイトである可能性が極めて高いということです。


まぁ、大抵この手の動画に出演してしまった人は、その後就職できなくなったりと社会的な制裁を受けることが多いのですが・・・・


あっ、あと言及しておきますがオファーページに掲載されている以下のような画像




これは、仮想通貨のマイニングを実践している様子なのですが、はっきり言ってこの程度のマシーンで月に500万も絶対に稼げません。


それこそ、この程度の機材を使ってのマイニングで稼げる額は電気代にも満たない程度だと思います。


参考:マイニングの実態






仮想通貨のマイニングとは、端的に言うと仮想通貨を作成する作業のことをマイニングといいます。


そもそもビットコインなどといった仮想通貨の価値は何で決まっているのかというと、世界中にいる人間がどれだけその仮想通貨を持っているのかで価値が決まるわけです。


今で言えば、ビットコインやイーサムリアなどの仮想通貨は世界でもっとも取引されている仮想通貨だからこそ、これだけ価値があると言われているんですね。


で、ビットコインなどの流通が多く、信用度が高い仮想通貨は色々なところで取引されており、そういった取引はじゅずつなぎの如く、古い取引から順番に繋がっていきます。


ちなみに、この仕組みをブロックチェーンといいます。


そして、その古い取引を新しい記録に付け加える際に、両方の取引の辻褄が合わなければその仮想通貨自体の取引に不具合をきたすことになるわけです。


ただ、古い取引と新しい取引との辻褄を合わせる作業というのは、膨大な計算が必要となり、非常に難しい。


そこで、ビットコインはその取引の辻褄合わせの計算を世界各国のコンピューターに分散させて行っているのです。


ちなみに、その計算をする権利は特になく、誰でも行えるというのがポイントです。


で、その計算を成功することができれば、報酬としてビットコインが支払われます。


このパソコンを使って計算をし、ビットコインを得るという作業をビットコインのマイニングというわけです。


ただ、その計算に必要なパソコンの容量は最低でも以下の写真ぐらい必要であり、鈴木氏がオファーページで出している程度はスズメの涙程度しか稼げません。





それこそ、ビットコインのマイニング作業で世界でもっとも稼いでいるのは、中国なのですが、中国はマイニングを国家プロジェクトとして行っています。


つまり、ビットコインのマイニングで稼ごうと思えばそれぐらいの規模で行って初めて稼げるということなのです。


まぁ、鈴木氏は台湾でマイニング工場のオーナーをやっていると言っていますが、これもどこまで本当か怪しいところですね。




ハイブリッドATMシステムが非常に危険なわけ





ハイブリッドATMシステムのオファーに登録し、送られてくる動画を見る限り、どうやら「アロハコイン」という新興の仮想通貨も利用していくようです。


ただ、アロハコインという仮想通貨は新興の仮想通貨であり、非常に怪しい仮想通貨という噂があります。


実際、ネット上で「アロハコイン」と検索して調べてみるとアロハコインで詐欺被害にあったという話しもちらほらでています。


現に、消費者庁からも「アロハコイン」については名指し注意換気されているようですし、仮想通貨に詳しい人の中では


アロハコイン=詐欺


というのが常識のようです。


と考えた場合、今回の鈴木孝広氏が手がけるハイブリッドATMシステムの動画内で思いっきり「アロハコイン」の話しをしているので、がっつりアロハコインの取引をする可能性が高いと見ていいと思います。


まぁ、その時点で完全に詐欺だということになってしまうのですが。。。





仮想通貨を実践すれば、人生大逆転できるのか





2017年は仮想通貨創成元年と巷では言われており、実際に仮想通貨で大儲けした人がたくさん現れました。


また、2018年は


「確実に仮想通貨バブルがくる」


とも言われており、去年にも増して仮想通貨投資を実践する人が増えていくと思います。


実際、ビットコインやイーサムリアといった、仮想通貨では有名な部類に入る銘柄が異常なほど高騰しており、世界的なお金が仮想通貨市場に流れているのも事実です。


それに従ってか、最近の無料オファーは本当に仮想通貨を題材にしたものばかりになっています。


しかし、無料オファー系の仮想通貨関連の高額塾は非常に悪質なものが多く、中には、


・年利200%保証で入塾費全額返金保証付きとされていたのに、全て嘘であるケース


・海外の仮想通貨FXを使っており、非常に大きなリスクを受けてしまって多額の借金を抱えてしまった


・出資金と入塾費を振り込んだら、音信不通になった


・右も左も知らない初心者でも稼げると言っていたのに、実際はそれなりの知識がないと実践できないものだった


・「ツールで稼いでいこう」というオファーなのにも関わらず、配布されたツールが全く起動しなかった


・月利20%割ったら返金すると言いながら、2割は返金できないと言われた


・外国の大手銀行のオーナーという位置づけでプロモーションをしていたのに、全て嘘だった



といった悪質なものが多く、それに対してクレームを言えば、


「嫌なら裁判でもなんでも起こせ」


と逆ギレしてくる販売者が大半だったようなのです。


つまり、今世に出回っている高額塾につながる無料オファーというのは、高額塾を販売する前と販売した後での対応は一変する輩が大半であり、無料オファーというものはそういう詐欺師とも言える人が運営しているケースも少なくはないということです。


はっきり言えば、真っ当なビジネスをやる気がない人の集まりだということ。


本当にきちんとビジネスを行っていきたいのであれば、それこそ販売をした後が全てであり、販売後に顧客と誠実に向き合うのがビジネスの基本であることは当たり前のことだと思います。


にも関わらず、売り逃げのような形でセールスを行っている情報起業家がいかに多いか。


また、そういった情報起業家たちが餌にするターゲットは決まって高齢者やネットビジネス初心者と言ったいわゆる情報弱者です。


要は、そういうネットに関して知識がない人をターゲットにしているということであり、もっと言えば知識のない人にしか売れない情報を売っているということになります。


逆に言えば、現時点であなたに知識がなければ、そういう詐欺に引っかかる可能性も十分にあるということです。


実際、毎日のようにこの手のオファーに引っかた被害者の方からの相談を頂いています。


そういう相談だって1件や2件ではありませんからね。


では、どうすれば悪質なオファーから自分の身を守ることができるのか。


答えは一つしかありません。


それは、


「正しい知識と情報をインプットする」


ということです。


残念ながらそれ以外に、悪質な詐欺被害に合わないための方法はありません。


特に最近では、高齢者の方で仮想通貨を使った詐欺に合われている方が急増していますので用心して下さい。


それでは、今回はレビューは以上になります。


ネットビジネスについて正しい知識、正しい情報を知りたいという方は、よろしけば以下のコンテンツを参考にしてみて下さい。


では。


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