今回は、実際に被害報告のあった案件について、注意喚起の意味も込めて情報を共有していきたいと思います。


その案件とは、藤田真一という人物が手がける


「ビットコインジャパンプロジェクト」


というものです。


それでは早速行ってみましょう。



藤田真一 ビットコイン・ジャパン・プロジェクト








特商法の記載




販売者 藤田真一

問い合わせ  info@bitcoin-japan-project.online




藤田真一 ビットコイン・ジャパン・プロジェクトのレビュー






まず、今回のビットコイン・ジャパン・プロジェクトのビジネスモデル(何によって稼いでいくのか)は、


「ビットコインのマイニング」


によって、稼いでいくというものになります。


ビットコインとは、一定の期間ごとに全ての取引を記録帳に記録していきます。


ただ、その記録帳への記録と言っても、ネットワーク上にすでに存在している情報と、現在進行形の情報を整合性を取りながら正確に記録していくことが求められるのです。


もちろん、その作業の全てはコンピューターが行うのですが、そこで取り扱うデータ量というのは膨大な量となります。


そこで、ビットコインでは、この記録作業の有志のコンピューターのリソース(計算能力)を借りて、膨大な計算を行い、みんなで共有する1つの大きな記録帳を作っているのです。


この、記録作業を手伝ってくれた人間に、その見返りとしてビットコインが支払われます。


これを


「ビットコインのマイニング」


というのですが、今回のビットコイン・ジャパン・プロジェクトは、これによって稼いでいきましょうというオファーになります。


確かに、今まで出てきた投資系のオファーよりもまともな感じはしますし、実際、マイニングをきちんとできるようになれば、それなりのビットコインを稼げるのは事実です。


とは、いえビットコインの世界ではこのマイニングによる詐欺被害というものが、最近多発しているということがあります。


それこそ、配当やその行為自体が詐欺であるというケースもあるようです。


「ビットコインで手堅く稼ぐ方法」


と名を打ち、ビットコインで確実に稼ぎませんかと勧誘してきて、それに乗っかったのはいいものの、肝心の配当が行われないみたいなケース。



また、何よりビットコインのマイニングは


「労力と対価が見合わない」


という点があります。


以下のサイトに実際の実践記が記載されていますので、参考にしてみて下さい。


https://matome.naver.jp/odai/2140863521764223901


何より、藤田氏がセールスページで言っているような、


「1日1万円」


という金額に到達するには、半年以上の期間がかかることを覚悟する必要があると思います。


また、ビットコインのマイニングには専用のツールが必要です。


そして、何よりのネックがこのマイニング用のツールの値段が高いという点にあります。


それこそ、月に1万以上を稼ぎ出すのであれば、10万程度のする特別のツールが必要となるのです。


しかも、これクラスのツールを導入しようとなると、規模がかなり大きくなります。


要は、ツール自体の実際の大きさですね。


中には、物凄い熱風と大きなファンの音が聞こえるのもあるとか。。。


はっきりいって効率が悪すぎると思います。


これがビットコインのマイニングの実態となりますので、藤田氏が動画内で開示していた報酬画面は、極めて信憑性に欠けるものだと思います。




動画内での発言に大きな矛盾点発見?





そして、今回のオファーはビットコインのマイニングを行えるアプリを提供しますというオファーです。


その名も


「オートビットチャージ」


というアプリ。


このアプリがあれば、ビットコインをマイニングによって生み出し続けることができるらしいです。


ただ、この発言には大きな矛盾点があったりします。


というのも、動画内で藤田氏は


「永遠に豊かになっていただき続けることができる」


と言っています。


しかし、ビットコインを含めた仮想通貨というのは、そもそもの総量がすでに決まっているんですね。


また、マイニングというのは自身のパソコンによって、ビットコインの計算の手伝いをするものですが、はっきりいってこれを一般のパソコンで一日中稼働すれば、1ヶ月も立たないうちに、パソコン自体がショートする恐れもあるのです。


それらの点から、ビットコインのマイニングで稼ぐという事は現実的な観点から見ても


「労力と対価が見合わない」


という事が最大のデメリットだと思います。


また、本気でビットコインのマイニングによって稼いでいくのであれば、大規模なパソコンのビックデータを用意する必要があります。



イメージとしては、これぐらいの感じですね(笑)






ちなみに、ビットコインの総量は2100万枚と決められていますが、現在は1600万枚しか発行されていません。


要は、残りの500万枚をマイニングによって掘り起こすというイメージですね。


ちなみに、現在進行形で発掘される新規発行のビットコインの75%は中国がマイニングしたものと言われています。


ビットコインの流通は元々、中国国内のみで行われていた影響から、中国は国家規模でマイニングにも力を入れているわけです。


少なくとも、ビットコインのマイニング稼いでいこうと本気で考えるのであれば、中国のマイニングの規模の参入できるだけの設備がいると考えて下さい。


まぁ、どう考えても非現実的ですよね。


なんせ、これですから(笑)






それこそ、この規模のパソコンに家庭用パソコンで対抗するなんて、像100頭にアリ1匹が対抗しようとしているようなものだと思います。


毎日、毎日朝から晩までパソコンを起動させてやっとこさ、月に1万円いくか行かないか稼げるのがやっとというのが現実だと認識した方がいいですね。


また、一応家庭用のパソコンで1日フル稼働して、どれくらい稼げるのかという平均値があるのですが、24時間フルでパソコンを稼働させても


「72円程度」


のようですね。


それなら、それぐらい時間を毎日かけてアフィリエイトをやれば、月収100万なんてすぐにいけますよ。本当に。


その半分の時間での、月収100万はすぐにいけますね。




藤田真一氏の経歴について






今回のビットコインジャパンプロジェクトのオファー発信者である、藤田真一氏ですが、セールスページで自己紹介をされています。


彼が言うには、このような経歴があるようです。


・上場企業に勤めていたが35歳の時に独立した。


・そこから会社がどんどん大きくなり、150名規模のグループ会社を13社を経営


・仮想通貨の魅力を感じ、ある会社に自分の持っている全ての会社を売却し、今はシンガポールと日本の2つを拠点に、仮想通貨に関する事業をしている



このような経歴があるようなのですが、本当に会社を13社も経営していたのであれば、何かしらのビジネス雑誌に取材があるはずです。


例えば「プレジデント」とかですね。


ちなみに、僕は5年ほど前からプレジデントを含めた、ビジネスの系の雑誌は欠かさず購読していますが、「藤田真一」という名前は聞いたことがありません。


それこそ、会社を13社も経営していたのであれば「藤田真一」でネット検索を掛ければ、名前と画像ぐらい出てくるはずです。


しかし、今回のオファーで出てきている藤田真一氏の情報は一向に出てきませんでした。



このあたりのことから、彼がセールスページで掲げている経歴はかなり信憑性が薄いことは間違いありません。




藤田真一 ビットコインジャパンプロジェクトのまとめ





それでは、ここまでレビューしてきました、藤田真一氏のビットコインジャパンプロジェクトのまとめに入っていきたいと思います。


今回のオファーのビジネスモデルは、ビットコインのマイニングによって稼ぐというものでした。


ただ、そもそも論としてビットコインのマイニングで本気で稼いでいこうと考えるの出れば、それこそ国家規模で政策を行っていく必要があり、到底個人で稼いでいけるものではありません。


また、仮に個人で実践していったとしても、その労力には比較にならないぐらいの収益しか稼いでいくことはできないのが真実です。


もちろん、個人でやる場合は1日フル稼働でパソコンを稼働する必要がありますし、すぐにパソコンはダメになると見ていいでしょう。


しかも、それで稼げる平均額は72円程度の額です。


仮にどれほどのアプリを開発できたとしても、ビットコインのマイニングは規模の話なので、あまり性能は関係ありません。


よって、今回の藤田真一氏のビットコインジャパンプロジェクトで言うようには、うまく稼げないというのが結論になります。


それでは今回は以上です。


では。


>ビットコインは本当に儲かるのか?そのリスクとは