根本です。
メールボックスを整理していますと、何やら怪しいオファーが入ってきましたので検証してみました。
なんとなく検証を始めたものの、意外な発見がありましたので、注意喚起の意味も込めて情報を共有していきたいと思います。
山下博也 AI TRADER(トレーダー)
特商法の記載
管理会社 合同会社JMI
管理者 山下博也
山下博也 AI TRADER(トレーダー)のレビュー
まず、今回レビュー致します、山下博也氏のAI TRADER(トレーダー)ですが、そのビジネスモデルは
「バイナリーオプションをツールによって稼ぐ」
というものです。
今回のオファーは、本当にネットビジネスの「ネ」の字も知らない、いわゆる情報弱者をターゲットにした典型的なオファーになっています。
特に、
「AIシステムを起動するだけで最低30万稼げる」
という謳い文句などは、完全にネットについて何も知らない人をターゲットにした切り口ですね。
ただ、用心して頂きたいのは、今回のオファーを閲覧した際に
「なんだか稼げそう」
そう感じた人は、注意が必要だということです。
というのも、この手の情報弱者をターゲットにした高額塾につながる無料オファーは、
「少しでもいいなと感じた人を泥沼に引きづり込む」
仕組みを形成しています。
大体、この手の詐欺まがいのオファーの被害者になる人も決して最初から、そういうオファーにどっぷりハマっていたわけではありません。
それこそ、その大半の人は
「こんなうまい話あるわけないよ」
と思っていたはずです。
ところが最終的には、そんなうまい話に数十万円もの大金をポンと払ってしまい、泥沼にハマってしまうということになってしまいます。
なぜでしょうか。
それは、「こんなうまい話あるわけないよ」という思いの中に少しだけ
「ひょっとしたら・・・」
という淡い期待を抱いてしまっていたからです。
そして何より、高額塾へつながる無料オファーを手がける販売者は、その隙をたくみに突く戦略をとっています。
彼らだって、最初からみんなが食いつくとは思っていません。
それこそ、警戒心MAXでオファーを受けることは計算済みなんです。
ただ、そんな警戒心の中にも、一定数の人間の中には少しの関心や興味があることを彼らは知っている。
そして、そんな関心や興味をどんどん膨らませる誘導方法を彼らは確立しているのです。
では、そんな興味や関心をもってしまった人は、どうすればいいのか?
答えは簡単です。
それは
「ネットの世界といえど楽に稼げるものはない」
と認識すること。
これ以外に、彼らの巧みな誘導を防ぐ手段はありません。
それこそ、この考えを放棄してしまえば、ネット上にある楽して稼げる系のゴミ教材を掴まれて終了です。
もちろん、ゴミ教材はゴミ教材なので、稼げるはずありませんし、それこそ自分の手元にはそんなゴミの山と借金だけが積み上がっていきます。
ですので、もし今回の山下博也氏のAI TRADER(トレーダー)の謳い文句に少しでも反応してしまった人は、改めて
「ネットの世界と言えど楽に稼げるものはない」
と肝に銘じて下さい。
山下博也氏のAI TRADER(トレーダー)の内容
少し前置きが長くなりましたが、非常に重要な話なのでさせて頂きました。
では、ここから内容に入っていきたいと思います。
今回のビジネスモデルは、バイナリーオプションを自動売買ツールによって稼いでいくものだと冒頭にお話しました。
ただ、はっきりいって投資全般において
「ツール一辺倒で稼げることは100%ない」
ということは、最初に断言しておきます。
なぜなら、投資における相場というものは、あくまでも人間の心理によって変化するものだからです。
基本的に、現時点で人間が作るシステムというものは同じことを延々に繰り返すことができるという強みがあります。
だからこそ、工場などの単純作業を担うシステムが非常に活躍しているのです。
しかし、その反面、現時点のシステムではイレギュラーなものに対応することはできないという欠点があります。
もちろん、イレギュラーな事象に対応するシステムを作るために人工知能というものを研究しているのですが、人口知能自体、まだまだ発展途上なのは間違いありません。
ですので、現時点で市場に出回っている自動売買ツールでは、日夜変化する相場変動に対応することは不可能なのです。
実際問題、投資のプロであるトレーダーの世界では、
「ツールはあくまでも補助的に使う」
というのが常識だったりします。
基本的には、何もない裸一貫で稼げるようになるのが投資で稼ぐ基礎であり、そこから規模を大きくしていく時に初めてツールを導入するようです。
しかも、トレーダーが使うツールというのは、自分用にオーダーメイドしますし、ツール自体を自分で作るというケースが一般的なんですね。
間違っても、どこの馬の骨かわからない情報起業家が
「最新のツールを開発しました」
というツールには見向きもしない。
おそらく、今回の山下博也氏のAI TRADER(トレーダー)というオファーに関しても、プロのトレーダーが見れば鼻で笑うようなものだと思いますよ。
ですので、投資で稼いでいこうと本気で思うのであれば、
「ツールは二の次」
ということを認識するようにして下さい。
AI TRADER(トレーダー)のツール開発に隠された嘘
先ほど、イレギュラーな事象に対応できるシステムとは、人工知能であり、現在進行形で研究中だとお話しました。
ただ、とは言っても人工知能の分野はまだまだ発展途上であり、まだまだ実用化できるレベルにはいっていないのが現状だと思います。
例えば、人間の知能並みに頭の回転が早い、自動販売機なんて日常生活では見ませんよね。
あるいは、まるで人間と話をしているようなテンポで話すことができる、音声ガイドなど。
そんなものと対峙したことがある人は、いないと思います。
つまり、まだまだ人工知能の実用化には程遠いということなんですね。
しかも、その研究にかかる費用は莫大で国家規模の予算をかけています。
要は1000億ぐらいの費用を使って、人工知能の研究をしているということです。
で、今回の山下博也氏のオファーに
・開発期間2年5ヶ月
・開発費2300万円
・開発スタッフ150名以上
これらを駆使し築き上げた、業界初となる完全自動資産構築システム
とあるのですが、「はぁ?」って感じですよね。
いやいや、そんな簡単に人工知能なんてできないよと。。。
そもそも、投資の相場動向に対応できるぐらいの人口知能を現時点で開発できれば、ノーベル賞並みの開発だし、それを作った人は今頃世界的に有名になっていると思います。
仮に、もしそんな人工知能を開発できたのあれば、自由自在で投資で勝てるんだから、持ち金の全額をかけ続ければ簡単に億万長者になれるはずです。
要は、本当にそんなツールを開発できたのであれば
「人に教えるわけがない」
というのが普通の感覚ではないですか。
つまり、言ってみれば山下博也氏が自身のセールスページ、動画で言っているツールの開発工程は
「全部真っ赤な嘘」
と断定できると思います。
というか普通にありえない話なので、嘘です(笑)
安易のこの手の無料オファーに自分のアドレスを提供してはいけない理由
少し話は変わりますが、よく、この手の無料オファーに登録した後、身に覚えがないアドレスからメールが届いた経験はありませんか?
知らぬ間に、ほぼ迷惑メールのようなもので自分のメールボックスが埋め尽くされているみたいな。
実はこれには、原因があります。
以下の特商法をご覧になって下さい。
これはあえて見えにくくしているのですが、この特商法の表記は今回のAI TRADERの特商法の記述部分です。
見やすいように、再校します。
弊社は、お客様から個人情報をご提供いただく場合には、法令に定める場合の除き、あらかじめ、その利用目的を明示いたします。
弊社は、法令に定める場合を除き、お客様よりご提供いただいた個人情報を、業務の遂行上必要な限りにおいて使用いたします。
また、業務の遂行上、お客様の個人情報を、第三者との間で共同利用し、または、その取り扱いを第三者に委託する場合があります。
弊社は、法令に定める場合を除き、お客様よりご提供いただいた個人情報を、業務の遂行上必要な限りにおいて使用いたします。
また、業務の遂行上、お客様の個人情報を、第三者との間で共同利用し、または、その取り扱いを第三者に委託する場合があります。
つまり、これは
「あなたのメールアドレスを他の人に提供しますよ」
ということなのです。
だからこそ、一回でもこの手の無料オファーに登録してしまうと、知らない人からガンガンオファーのメールがきてしまうということになります。
そういう意味で、無料だからといって安易な気持ちで、この手のオファーに登録すべきではないのです。
山下博也 AI TRADER(トレーダー)のまとめ
それでは、ここまでレビューしてきました山下博也のAI TRADER(トレーダー)についてのまとめに入っていきたいと思います。
まず、今回のオファーは全体を通して見ても、デタラメで消費者を舐めた文面が多すぎる印象を持ちました。
もちろん、彼らは計算でそれをやっているのですが、やはり一定数この手のオファーに反応してしまう人がいるんですね。
ただ、今回はオファーに関しては、オファー段階でありえない嘘をついていることから、参加者はそれほど多くはないと思いますが。。。
何にせよ、ネットの世界だからといって
「楽に稼げるものはない」
という認識を持っている人なら、今回のようなありえないオファーに引っかかることはありません。
また、投資の世界に「絶対に」ということはありませんし、もし投資で稼いでいきたいのであればツールではなく、自分自身で稼いでいく力をまずつけていくことをオススメします。
それでは今回は以上です。
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